TBS NEWS DIGおよびYahoo!ニュースの記事につきまして
掲載日:2023.03.22
2023年3月19日に、TBS NEWS DIGにおいて、当院の取り組みである「入れ歯供養祭」と「入れ歯銀行」が紹介されました。
以前から取材を受けており今回の記事となりました。
入れ歯を供養し、入れ歯銀行に 故人の入れ歯の意外な活用法を知っていますか?
この記事がYahoo!ニュースに掲載されたことにより、より多くの方々に目に触れることになり、一人ひとりが様々な感想をお持ちになったことかと思います。
今回は、「入れ歯供養祭」についての取材が発端でした。その取材の過程におきまして、震災時の義歯紛失問題に対応するための「入れ歯銀行」についての話にまで発展し、一つの記事に2つのテーマを盛り込む形となりました。
その結果と致しまして、記事をご覧になった方には理解に苦しむ方もいたでしょう。
入れ歯供養祭は、利用されなくなった入れ歯に対してこれまでの感謝の気持ちを込めて供養するということを目的として始めました。そのうちに亡くなったご家族の入れ歯も供養祭に出したいとの声を受けてお預かりするようになりました。
供養の後、預かった入れ歯は業者で処分をするのですが、一部使われている金属は多少ではありますが価値はあります。それを今までは他の団体に寄付をしていたのですが、自分達の目に見える使い方をされていないこともあって「利用目的を目に見える形で入れ歯利用者に還元しよう」と思い、震災時や入れ歯の紛失・破損時に対応できる「入れ歯銀行」サービスをスタート、その際の運営資金としてプールしております。
「入れ歯銀行」は、総入れ歯利用者であれば誰でも無料利用できるサービスです。現在使用中の入れ歯のデータをお預かりして、入れ歯を紛失した際には同じ形状の入れ歯をなるべく短期間で提供するために役立ちます。
入れ歯を作る部分は「入れ歯銀行」の役割ではなく、各地にある提携歯科医院のサービスとなります。入れ歯の製作は自由診療であり料金は歯科医院毎に異なります。
「入れ歯のデータも時間が経過すれば口の中の形が変化して使えないのでは?」とのご意見もありますが、入れ歯は数年にわたって使うものであり、それを心配していては入れ歯を年単位で使うことが出来ないということになります。
大幅に入れ歯が合わなくなった際には歯科医院で適切な調整をしてもらい、その都度、預かったデータを更新することを推奨しています。その際の費用も「入れ歯銀行」としては頂きません。(別途、歯科医院での治療費はかかりますが)
「入れ歯銀行」サービスは総入れ歯を利用する方々やその家族、高齢者施設の皆様に、入れ歯に関するトラブルに対処する方法の一つとして無償で提供されているサービスです。ぜひお気軽に利用して頂きたいと思っております。
入れ歯銀行サービス利用の申し込みはこちらからできます。法人様の利用も歓迎です。
また、この活動にご賛同頂ける歯科関係者がおりましたら、ぜひお声掛けください。この活動を全国に広げて参りましょう。私共は小さな組織です。皆様のご意見とご協力を必要としています。加盟料なども現在は頂いておりません。
歯科関係者はこちらからお問い合わせください。