入れ歯を換金、災害支援団体へ寄付急がれる被災者支援、入れ歯供養祭で集まった義歯が支援金に変わる
掲載日:2024.02.06
入れ歯専門のコンフォート入れ歯クリニック(本社:北海道札幌市、理事長・院長:池田 昭)は、
2023 年 10 月の入れ歯供養祭で集まった義歯等を換金し災害支援活動に役立ててもらうため、地元北
海道で活動している災害支援団体へ寄付します。2024 年 1 月 25 日(木)に支援金目録を行いました。
【毎年のように発生する大規模災害、迅速に広がる支援の輪】
2024 年元旦、最大震度 7 の巨大地震が襲った石川県能登地方。家屋の倒壊や津波による損害、道路に
は大きな亀裂が入り消防車が通れず火災が広がるなど甚大な被害をもたらしました。早いところで翌
日には他県の自治体や災害支援団体などが被災地支援に動き出しました。個人レベルでは、ボランテ
ィアや支援物資の受け入れ態勢が整うまでは募金による支援ができるため、地震発生後に多くの受付
窓口が開設され募金が集まっています。
大規模災害は毎年各地で発生しており、いつどこが被災するか分かりません。北海道で 2018 年に発
生した胆振東部地震では最大震度7を記録し、死者 44 人および多数の住家損壊などの被害が生じま
した。
【災害の対策と支援、志が共通する団体へ寄付】
札幌市にあるコンフォート入れ歯クリニックでは 2024 年 1 月 25 日、災害支援に役立ててもらうため
地元の災害支援団体へ支援金を寄付する贈呈式を行いました。支援金は 243,475 円。昨年 10 月 8 日入
れ歯の日に開催した入れ歯供養祭で集まったものと、治療時に回収した差し歯などを換金したもので
す。寄付先は地元北海道で災害支援活動を行う北の国災害サポートチーム。2018 年北海道胆振東部地
震や 2023 年登別市擁壁崩落災害でも支援活動を行った団体です。
当院でも災害時の備えと災害発生時にすぐ入れ歯を提供できる取り組みとして、2021 年無料の入れ
歯データ保管サービスを開始し 2023 年 2 月より全国展開をスタートさせました。入れ歯供養祭は 5
年前より開催して共同募金へ寄付を行っていました。今後は当院と同じく災害対策や支援を行う団体
で役立ててもらおうと、2023 年 12 月下旬より団体と話を進めていました。
【想いのこもった浄財は、災害支援活動団体へ寄付】
理事長の声「入れ歯は何年も使用するため利用者にとって体の一部になっています。しかし亡くなっ
ても金属が入った入れ歯は一緒に火葬できない自治体も多いようです。持ち帰っても処分できないご
遺族から、供養祭を知って丁寧なお手紙と共に遠方からも送られてくることも増えてきました。当院
は災害時に迅速に入れ歯を届けられる取り組みを行っていますので、想いのこもった入れ歯の浄財は
義援金ではなく支援金として、災害発生時すぐに支援活動を行う災害支援団体へ寄付することに致し
ました。